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原子力トピックス

【あとむニュース】10月前半

福井県内の原子力ニュース
10月7日アメリカ総領事が美浜発電所の見学に意欲
在大阪・神戸米国総領事館のジェイソン・クーバス総領事が福井県庁を訪れ、鷲頭副知事と対談しました。クーバス総領事は原子力発電について「アメリカでは比較的クリーンな代替エネルギーと認識されている」と述べ、美浜発電所の視察を予定していることなどを副知事に伝えました。
10月8日杉本知事が基本政策分科会に出席
杉本知事は、経済産業省で開かれた総合資源エネルギー調査会基本政策分科会※に出席しました。会議の中で知事は「国は原子力の将来像をより明確化し、事業者が安全対策に十分な投資を行えるように事業環境を整備することが重要」と意見を述べました。

第64回基本政策分科会
10月11日使用済燃料の県外搬出について、国の責任ある対応を要望
県内の原子力発電所立地自治体の首長や議員などで構成された福井県原子力環境安全管理協議会( キーワード)の第227回定例会が開催されました。
会議では関西電力㈱が使用済燃料の県外搬出に関する工程表の見直しについて説明。出席した委員から資源エネルギー庁に対し「国は事業者への指導だけでなく、国が責任を持って県外搬出を進めてほしい」などの意見が出されました。

第227回県安管協
※日本のエネルギー政策を議論し、基本方針を検討する有識者会議。経済産業省により設置され、日本の将来的な電源構成、脱炭素への道筋などについて意見をまとめ、政府に提言します。

キーワード:福井県原子力環境安全管理協議会ってどんな会議?

環境の安全を確認し、立地地域の声を事業者や国に伝えています。

福井県原子力環境安全管理協議会は、福井県内における原子力施設の周辺地域の環境放射能や温排水の状況などを的確に把握し、環境の安全を確認するための会議です。福井県知事が会長を務め、委員は福井県内の立地自治体の首長、議長、各業界団体の代表などで構成されています。

 ※環境放射能:農作物、海産物、飲み水、土壌、大気などに含まれる放射性物質
 ※温排水  :タービンを回した蒸気を冷やすために取水した海水が、蒸気の熱で温められ、再び海に戻されたもの

定例会が四半期ごとに、敦賀市内で開催され、

  • 環境放射能や温排水の調査結果
  • 原子力発電所、原子力施設の運転状況、管理状況
  • その他、原子力に関する特別議題

などについて確認・協議が行われます。

各議題については、委員から意見や質問が出され、地元としての意見を国や電気事業者に伝えるための重要な場となっています。

協議会に関する情報は、開催状況や資料、議事録などの記録が福井県原子力安全対策課のHPで閲覧できるほか、広報誌あっとほうむの各号でも定例会の概要を掲載しています。