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エネルギーミックス

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みんなで協力!エネルギーミックス!

わたしたちの生活に欠かすことができない電気。
電気は火力、水力、原子力、太陽光、風力など
さまざまな発電方法でつくられているよ。

ひとつの発電方法に頼ることができにのはなぜだろう?

それぞれの特徴を学んで、電気をつくるためのベストな
組み合わせについて考えてみよう!

Q:エネルギーミックスってなんだろう?

どんな発電方法でも、長所と短所があります。
発電量を調整しやすい火力発電、たくさんの電気がつくれる原子力発電、環境にやさしい再生可能エネルギーなど発電方法の長所を生かしながら、バランスよく組み合わせて電気をつくることが大切になります。

そして、電気はたくわえておくことができないため、その時に必要な量に合わせて発電しています。
1日の電気の消費量を見てみると、朝から昼にかけて増えて、14時~15時にピークになります。

原子力発電と水力発電、地熱発電が一定の出力で安定的に発電し、ピーク時には太陽光発電などでつくった電気と、その発電量の変動に応じて火力発電で調整しています。

このように、さまざまな発電方法をバランスよく取り入れることをエネルギーミックスといいます。

エネルギーミックスのキーワード「S+3E」

エネルギーミックスを実現するためには、各発電方法の特徴を考えてバランスよく組み合わせることが重要です。

エネルギーは、安全性(Safety)を大前提に、
エネルギーの安定供給(Energy Security)
・環境への適合(Environment)
・経済効率性(Economic Efficiency)

を満たすことが求められます。

これらは、それぞれの頭文字をとって
エネルギーのS+3Eと呼ばれています。

エネルギーのS+3E

これらを満たすためには、各発電方法の長所が最大限に発揮され、短所が他の発電方法によって適切に補完されるように、さまざまな発電方法をバランスよく組み合わせることが重要です。

エネルギー基本計画とは?

エネルギー資源の乏しい日本では、「S+3E」を満たすエネルギーミックスを実現するために、国内の事情や国際情勢にあわせたエネルギー政策を行う必要があります。
エネルギー基本計画とは、政府が定めるエネルギー政策の中長期的な基本方針です。この計画は、少なくとも3年おきに検討が加えられ、必要に応じて変更されます。

2030年のエネルギーミックス

日本で消費される電力の発電割合は、それぞれの時代ごとに変化してきました。
現在国が示している第6次エネルギー基本計画では、火力発電の割合を41%、太陽光発電や水力発電などの再生可能エネルギーを36~38%、水素・アンモニアによる発電を1%、原子力発電を20~22%とする目標を示しています。